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ネパール軍 「レズビアン」を理由に女性2人除隊に
2007/08/31 06:29
(カトマンズ)ネパール軍は今月初め、女性隊員2人を「レズビアンである」として除隊させた。7日、UK Gay Newsが伝えた。
除隊された女性2人は、フィジカル・トレーニング・インストラクターのAさん(22)と訓練生(21)で、人権団体に対し、「窓のない拘置所に1ヶ月以上監禁され、レズビアンであるとして除隊させられた」と話している。
人権活動家らは今回の除隊について、ネパール軍による人権軽視、性的マイノリティに対する不寛容と不法行為の横行を示すものだと非難。
Aさんは、4年前に入隊。ギャネンドラ国王の統治下で、政治犯収容所として使用されたバクタプルにある訓練施設に勤務していた。
Aさんは、髪が短めで、普段からズボンにTシャツ姿。フィジカル・トレーニングでは、男性隊員以上に活発で、軍隊内に「トランスジェンダーではないか」との噂が流れたこともあるという。
Aさんを排除する動きが強くなったのは、軍隊内の別の女性が、Aさんにアプローチした頃から。Aさんは、このアプローチを拒絶している。
Aさんは、自分に対する批判が高まっていることに警戒感を覚え、他の女性隊員が男性隊員に声をかけているなどの軍隊内の行動の乱れについて上層部に抗議することで、自身を守ろうとした。しかし、この抗議行動後、Aさんに対する排除の動きは一層強まった。
今年5月、Aさんが4人の同性の同僚と共有している部屋に軍隊内の深夜パトロールを行っている男性隊員が突然入ってきた。男性隊員は、Aさんが同室だったBさんと同性愛関係にあると非難。
同室の女性のひとりが、Aさんは寝ており、Bさんは読書中であったと訴えたものの、2人は、「レズビアンであり、軍規則に違反する不道徳な関係にあった」として告発された。
Aさんは60日間、Bさんは45日間、それぞれ窓のない拘置所に拘束された。拘束中は外出や、家族を含む外部との一切の接触を禁止された。
AさんとBさんの話によると、ネパール軍は、不道徳行為に関する通報を調査する委員会を立ちあげたものの、2人はこの委員会に呼ばれておらず、自身の主張を行う場を与えられていない。
2人は、7月17日付けで、理由を明らかにされないまま、除隊された。
伝えられたところによると、軍関係者は、2人の除隊理由について、「軍規則の重大な違反があった」と話しているという。
ネパールのLGBT権利団体「ブルー・ダイアモンド・ソサエティ」は、2人の復職を求めている。
同団体のスニル・パント代表は、「例え彼女たちがレズビアンであったとしても、ネパールの憲法は、政府関係の職務における性的指向を理由とした差別を認めていない」と話し、「レズビアンに見えるというだけの理由で問責するなど、不快なこと」と加えた。(記事提供UK Gay News、翻訳・編集 山下梓) |