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ギリシャのLGBT団体 イラン人ゲイ男性の強制送還中止要請
2007/11/17 04:06
ギリシャの同性愛権利団体GHC-EOKが、同国にいるイラン人ゲイ男性の強制送還中止を求め、強制送還中止のアクションへの参加を呼びかけている。先月29日、Pinknews.co.ukが伝えた。
強制送還の可能性に直面しているのは、同性愛者であることを理由にイランで拷問を受けて逮捕された後、ギリシャに亡命したアレックスさん(仮名、40)。
アレックスさんはギリシャでの生活を希望し、2度にわたり難民申請を行ったが却下された。現在、同国の最高評議会がアレックスさんのケースを再審査しており、来年3月11日に最終判断を下す。
GHC-EOKの広報担当者は「(ギリシャ政府が)アレックスさんをイランに強制送還した場合、ギリシャ政府が署名・批准した国際人権条約に違反することになる。ギリシャ政府が国際法や、セクシュアリティを理由とした生命の危機にある個人の人権を侵害しないよう、多くの人の支援が必要」と話している。
イランでは、ゲイやレズビアンは死刑の可能性に直面している。
GHC-EOKによると、アレックスさんはイランの富裕家庭の生まれ。1999年、アレックスさんがゲイであることを知っていた元クラスメイトで政府関係者と見られる人物が、アレックスさんの職場を訪問。その後、アレックスさんは逮捕され、ラーストという街にあるジャンカル刑務所に45日にわたり拘留された。拘留中、アレックスさんは鞭打ちなどの拷問を受け、背中と腎臓を傷めた他、顔を殴られ歯を3本折った。
45日間の拘留後、家族が保釈金を払いアレックスさんは解放された。解放後2〜3日の間にアレックスさんはイランを離れ、トルコ経由でギリシャに入国した。
到着後、アレックスさんは政治難民としての認定を申請。しかし、申請は却下された。2003年には、自身が同性愛者であることや、ギリシャ人の同性パートナーとの関係を明らかにした上で2度目の申請を行ったものの、認められなかった。
GHC-EOKは、国際的圧力によりギリシャ政府が強制送還中止を決定することを望んでいる。
同性愛者の難民受け入れについては、今年8月、イギリスに住むイラン人レズビアンのペガー・エマンバクシュさんが強制送還の可能性に直面したケースなど、国際的に議論を呼んでいる。(関連記事)
ペガーさんのケースについては現在も完全に解決されておらず、近く、イギリスの上訴裁が審理を行うと見られている。イギリス政府が強制送還を決めた場合について、イタリア政府が受け入れを表明している。(翻訳・編集 山下梓) |