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元福音同盟代表、3週間で性的指向を「治療」−アメリカ
2007/02/19 21:37
(アメリカ)ロイター通信によると、昨年、同性愛行為により米国福音同盟代表を辞任したテッド・ハガード氏が、“治療”を受けて「異性愛者に生まれ変わった」と発表し、性的指向は個人の選択であると主張するキリスト教保守派を驚かせている。しかし、長年の“治療”により「異性愛者に生まれ変わった」人びとが驚いているのは、ハガード氏が「異性愛者になった」ことよりも、性的指向が3週間という非常に短期間で“治療”されたこと。(関連記事)
多くの保守派キリスト教徒にとって、同性愛は罪深いライフスタイルであり、祈りとカウンセリングにより「回心」することができると信じられている。しかし、同性愛権利活動家らは、性的指向は先天的なものであり、罪深いものではまったくないと話している。
LGBT人権団体ナショナル・ゲイ・アンド・レズビアン・タスク・フォースのマット・フォーマン代表は、「アメリカにおける反同性愛派の主張の土台には、同性愛が個人により選択が可能なものとの考えがある。反対派にとって、個人の選択ではないと認めることは、彼ら自身の考えを根底から覆すこと」と話し、「キリスト教保守派の人たちは、ハガード氏の行為を道徳的過失と言う以外に方法がないのだろう」と加えた。
3週間の“治療”後、ハガード氏は、自身がゲイではないと確信したという。同氏の“治療”に関わったティム・ラルフ牧師はデンバー・ポスト紙に対し、「ハガード氏は完全な異性愛者。彼は、自分で真実を見出した。(過去の同性愛行為について)行動してしまったという状況であり、継続的なものではなかった」と話している。
保守派キリスト教団体「Exodus International」の代表ランディー・トマス氏は、同性愛者から異性愛者になるための“治療”を受けた経験を持つ。信仰深いトマス氏は、「3週間という短い時間は、人生を投影するものではない。私の場合、性的指向を変えるのに3年かかった」と話し、自身の経験を、長い道のりだったとふり返る。
ハガード氏が性的指向の“治療”を3週間で終えたことは、多くの“治療”経験者や、“治療”に携わる教会関係者にとってはにわかには信じがたいこと。一般的には、現在までに世界保健機関(WHO)や国際医学会が、同性愛などの性的指向は矯正すべきものではないとの見解を示している。また、日本でも、1994年に旧厚生省が、同性愛を疾病リストから除外し、治療の対象とならないことを明らかにしたWHOの国際疾病分類(ICD-10)を採用し、翌年には日本精神神経医学会が同分類を尊重するとの見解を明らかにしている。(翻訳・編集−ヨシ、山下梓) |