ニュース
次期上院議員選立候補予定者 ゲイであることを公表
2007/11/22 06:33
(米ノースカロライナ州)2008年11月の米大統領選と同日に行われる連邦上院議員選にノースカロライナ州からの立候補を予定しているジム・ニール氏(民主党、50)が、ゲイであることを公表した。先月22日、AP通信が伝えた。
ニール氏の広報担当トーマス・ミルズさんは10月第3週、ニール氏がリベラル系の政治関連コミュニティ・ウェブサイト「BlueNC.com」で、自身の性的指向を明らかにしたと語った。
BlueNC.comでの議論でニール氏は、ゲイであるかどうか尋ねられた際に性的指向を明らかにし、「特に秘密にしていない」と述べた。「大したことではないと思う」と話している。
ニール氏は投資銀行E・Fハットンやベア・スターンズの元行員。現在は州内の企業でファイナンシャル・アドバイザーを務める傍ら、野宿生活者支援のNPO活動や精神障害者施設で牧師としての活動も行っている。
来年の上院選に、同州選出で現職のエリザベス・ドール議員の対抗馬として民主党から名乗りを挙げているのは現在ニール氏のみ。ドール上院議員はレーガン政権で運輸長官、ジョージ・H・W・ブッシュ政権で労働長官を務め、2000年には共和党大統領予備選に出馬の経験がある。(翻訳・編集 山下梓) |