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アメリカ ジャマイカ人ゲイ男性の難民申請許可
2007/11/28 02:18
米・国土安全保障省は、性的指向を理由に迫害される恐れがあるとして難民認定を求めていたジャマイカ人ゲイ男性について、難民申請を認める決定を下した。9日、Pinknews.co.ukが伝えた。
難民申請を認められたのは、ベン・メッサムさん。ゲイであることを理由に、マッチや石、ナイフや銃を持った集団から殺害すると脅迫され、「ジャマイカでの生活は、常に危険のうちにあった」という。警察に助けを求めても、「代わりに警察から、逮捕すると脅迫され、安全に生活したければ国を離れるよう言われた」。メッサムさんは、「命を救ってくれて、アメリカ政府に感謝している」と話している。
ジャマイカでは、男性間の性的行為は違法。最高10年の懲役が科され、通常重労働を伴う。
国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルによると、ジャマイカのLGBTコミュニティは「極度の偏見」にさらされており、「常に、警察による不当な扱いやいやがらせの被害者となっており、時には拷問を受けている」。
2004年、アムネスティ・インターナショナルはジャマイカの同性愛者について、「セクシュアリティを理由に、殴る蹴る、切られる、焼かれる、強姦される、狙撃される」などしており、「(同国において)もっとも周縁化・迫害されている集団のひとつ」であると報告。複数の国際人権団体が、ジャマイカを「世界でもっともホモフォビック(同性愛嫌悪的)な場所のひとつ」とみている。
難民申請にあたっては、コロンビア大学ロースクールのセクシュアリティとジェンダー法クリニック(Sexuality and Gender Law Clinic)がメッサムさんをサポート。同クリニックのスザンヌ・B・ゴールドバーグ教授は、「今回難民申請が認められたことは、ジャマイカの同性愛者たちが直面している厳しい現状を特に反映したもの」であるとし、「同性愛者焼殺や殺傷を扇動する歌を用いる選挙運動から、警察による同性愛者への暴力・暴徒の支持まで、ジャマイカ政府は、同性愛者である市民を積極的に恐怖に陥れ、危険にさらしている」と話す。
メッサムさんをサポートしたコロンビア大学の学生シムリン・パーマーさんは、「メッサムさんや多くのジャマイカの人たちが語ってくれたことによって、ジャマイカのLGBT市民が直面している厳しい状況が分かった」と話した。(翻訳・編集 山下梓) |