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ハンガリー政府 同性カップルへの権利保障検討
2007/11/29 06:48
(ブダペスト)ハンガリーの中道左派連立政権が、同性カップルへの限定的権利保障を定めた法律制定の検討を始めたと12日、365Gay.comが伝えた。
ハンガリー人権委員会は7日、LGBT権利活動家と連立政権に参加する自由民主同盟の議員らを招き会合を開いた。その中で、ペーテル・グストシュ議員(自由民主同盟)が「同性カップルに財産権や相続権を認めないのは差別的」と述べた他、ブダペストのLGBT団体のメンバーが、同性カップルへの権利保障を制限している現行法と、1930年代の反ユダヤ法を比較した。
連立与党の社会党は、「社会は(同性パートナーシップ法の制定など)そのような段階に進むには準備ができていない」とした上で、現行法を支持する最近の判決を挙げた。
政府が同性カップルへの権利保障の検討を始めたきっかけについては明らかではないが、ハンガリー政府に対しては、欧州連合(EU)から、同性カップルを法的に承認するよう圧力がかかっている。
与党内でどの程度の支持が集まっているかは定かではなく、議会の中道右派議員らは、同性カップルを承認するいかなる法律や制度も認めないとの姿勢を明らかにしている。
ハンガリーのLGBT権利団体はこれまで、財産権、相続権、税制上の優遇を認めるよう、婚姻法の改正を求めてきた。同性カップルの養子縁組の権利についても要求している。
365Gay.comによると、西ヨーロッパの全EU加盟国が、何らかの形で同性カップルへの権利保障を行っている。同地域で同性婚を認めているのはオランダ、ベルギー、スペインのみ。イギリスでは、婚姻関係にある異性カップルに認められている権利のすべてを同性カップルにも付与。その他の加盟国は、シビル・ユニオンやパートナー登録制度などを設け、保障される権利は国により異なる。
今年7月、ブダペストでは、ゲイ・プライド・パレード参加者に対して、民族主義や排外主義を唱える若者、右派活動家らが卵やけむり玉を投げつけた。同月には、ゲイ・プライド週間にあわせて開催されたLGBT映画祭で、ガボール・セテイ首相府次官がゲイであることを公表。同性愛者であることを公表したハンガリーの政治家としては、自由民主同盟のクラーラ・ウンガー氏に次いで2人目だが、閣僚としては初めて。(関連記事)(翻訳・編集 山下梓) |