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職場での差別 レズビアンよりもゲイ男性が受ける傾向
2007/12/04 23:13
(米ニューハンプシャー)管理職や、肉体労働が主の職場で働くゲイ男性は、異性愛男性に比べて雇用主からの差別を受けやすく、所得も低いことがニューハンプシャー大学ウィットモア・ビジネス経済学院の調査で明らかになった。10月24日、365Gay.comが伝えた。
調査・研究を行ったブルース・エルムスリー教授(経済学)らは論文「性的指向と労働市場における差別(Sexual Orientation and Labor Market Discrimination)」を発表。
調査によると、同棲中のゲイ男性の所得は既婚異性愛男性に比べ23%(一人当たり)、同棲中の未婚異性愛男性に比べると9%少ない。道路の保守・整備、工事や製品製造など、男性労働者の多い職場や、管理職でこれらの傾向がみられる。
調査ではまた、異性愛女性に比べ、レズビアンが差別を受ける傾向が比較的低いことも分かった。
エルムスリー教授らは、レズビアン労働者は否定的態度をとられるなどの差別は受けているものの、「異性愛女性に比べ、よりキャリア志向的で、育児を理由に仕事を辞めることが少ない」といったレズビアンに対する一般的イメージから、差別を受けにくい傾向もあるという。
調査では、子どものいる人の割合は、レズビアンで18.1%、異性愛女性で49.4%。
研究者らによると、ゲイ男性に対する異性愛男性の態度には、レズビアンに対するものと比べると、より差別が現れる傾向がある他、レズビアンに比べてゲイ男性の方が、性的指向を理由とした暴力の対象となりやすいことがこれまでの研究で分かっている。
エルムスリー教授らは、ゲイ男性の所得が異性愛男性に比べて低くなっている要因について、雇用主の▽ゲイ男性と異性愛男性を同じ現場で働かせることで生産性が低下するといった考え方▽ゲイ男性のライフスタイルの否定▽顧客がゲイ男性とのやりとりを避けたがるだろうという推測、そして▽HIV/AIDSについての誤った理解に基づくホモフォビックな(同性愛嫌悪的)態度を挙げている。
研究者らは、「雇用主が、ある特定の集団を別の集団と比べて生産性が低いとかよりコストがかかると考えた場合、ネガティヴにとらえられた集団に属する労働者が、個人の実力にかかわらず、より低い所得を得ることになる」という。
論文は『Journal of Labor Research』第28巻に掲載されている。(翻訳・編集 ゲイジャパンニューススタッフ) |