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大統領候補ブラウンバック上院議員、ペース海軍司令官のゲイに対する発言を支援
2007/03/20 14:30
(アメリカ)共和党の大統領候補、サム・ブラウンバック上院議員は、国防総省トップであるペース司令官による同性愛行動は不道徳だという発言を擁護している。
カンザス州選出の上院議員であるブラウンバック氏は、ブッシュ大統領に対してピーター・ペース海軍司令官を支援するための書簡を送ることを計画しているとAP通信は伝えた。
ペース海軍司令官は、同性愛を不倫に例え、「ゲイと公言する人たちが軍に勤務するのを許可することで、軍は同性愛を容認するべきではない」と述べている。
統合参謀本部議長であるペース軍司令官は、シカゴトリビューン紙とのインタビューで、「二個人間における同性愛行動は不道徳であり、われわれは不道徳な行動を容赦するべきではないと信じる。アメリカ合衆国は、不道徳であってかまわないとする規定によって決して質の高い奉仕を受けられるとは思わない」と述べた。
両政党の議員たちは、この発言を批判したが、ブラウンバック氏の書簡は、こうした批判を「両党とも不当で残念なことだ」と表現している。
ブラウンバック氏は、「ペース軍司令官ほど資質、業績があり、はっきり意見を述べる人物が、重要な道徳的問題について個人的意見を欠くとは思わない。逆に、あのような重大な責任を任された人物は、強力な道徳的意見をもっているものだ」と述べた。
ペースの発言に同意するかと聞かれたのに対して、ブラウンバックは、「同性愛であることが不道徳だとは思わないが、同性愛行動は不道徳だと信じる。私はカトリック教徒であり、教会はこれについて明確な教えを持っている」と述べた。
民主党の(大統領)候補者、ヒラリー・クリントン氏とバラック・オバマ氏は、この問題について尋ねられた際、当初は回避しようとしていたが、ペースの発言に彼らが反対することを明確にした。オバマ氏は、「私は、ペース軍司令官の同性愛は不道徳だとする意見に賛成しない。このように人々を分断しようとする試みは、過去6年間にわたって我々の政治をあまりに消耗してしまっている」と後になって声明を出している。また
クリントン氏は、当初、同性愛が不道徳かどうかは、「他の人々が結論付けるもの」と述べたが、ゲイの知人から、彼女の回答は責任回避に聞こえると言われた、とする声明をクリントン氏は公表した。
「私は、私の同僚、ジョン・ワーナー上院議員による、『同性愛者は不道徳ではない、なぜならそれが私の信じるところだからだ』、と力強く述べる声明に賛成の意見を表明するべきでした」と、彼女の声明は述べている。
一方、民主党のホープ、ビル・リチャードソン氏は、ペース司令官の発言を「残念だ」とし、ブッシュ政権はペース司令官の発言を拒否するべきだと述べた。さらに、彼は、議会に対して、ゲイの隊員たちが自身の性的指向を秘密にすることを要求している「Don’t Ask, Don’t Tell」規定を廃止するよう、後押しすると述べた。
「人々は、性的指向によって判断されるべきではない。私はこれまでの経歴を通して、平等な権利のため、そしていかなる種類の差別に対して戦ってきている」と、ニューメキシコ州知事はサンタフェで語った。
ペース司令官の役職が危険にさらされているという兆候はないが、ブラウンバック氏によるブッシュへの書簡では、「個人的な道徳的信念」によって、米国軍隊のリーダーという役職の資格を誰からも奪うべきではないと述べている。
「ペース軍司令官の最近の発言は、これまで受けているような批判に値しない。逆に、我々は、道徳原則に個人的にコミットし続けているペース軍司令官を賞賛する」と、ブラウンバックの書簡は述べている。
ペース司令官は「Don’t Ask, Don’t Tell」を支援すると述べ、ブラウンバック氏は「適切な規定」と述べている。
宗教右派の間で人気があるブラウンバック氏は、同性結婚に対する反対者として有名である。
ブラウンバック氏のスポークスマン、ブライアン・ハート氏によると、ブラウンバック上院議員は、他の議員たちから彼の書簡に署名を得ようと働きかけたという。ブラウンバック氏の事務所は、「最終結果」が判明するまで、誰が書簡に署名したかは公表しないと語った。
同じく共和党の大統領候補であるジョン・マケイン上院議員(共和党・アリゾナ州選出)は、アイオワ州をキャンペーン中のバスの中で、ペース軍司令官の「同性愛は不道徳」とする発言に賛成するかと質問されたが、コメントを断っている。しかしマケイン氏は、軍隊の「Don’t Ask, Don’t Tell」規定をいまだ支持していると述べ、「有効に機能している」と語った。 (記事:Ty) |