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性の権利とジェンダー・イクオリティ定めた「ジョグジャカルタ原則」が明らかに
2007/04/06 20:00
(スイス/ジュネーブ)先月26日、スイスのジュネーブで、29人の国際人権専門家らにより採択された、性的指向や性自認と国際法に関する原則を定めた「ジョグジャカルタ原則」が公表された。
「ジョグジャカルタ原則」は、基本的人権とジェンダー・イクオリティの達成にとって、大きな意義を持つものとして注目される。
ジョグジャカルタ原則(正式名称:性的指向と性自認の問題に対する国際法の適用に関するジョグジャカルタ原則)は、昨年11月、インドネシアのジョグジャカルタで国際法専門家らによる会議において採択された。同原則は29の原則からなり、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人びとに対する暴力や虐待、差別を根絶し、平等を確保するために、政府やその他の主体がどのように取り組むべきかに関する法的基準を示す。
ジョグジャカルタ原則について、アメリカに拠点を置く国際人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」でLGBT権利プログラムを担当するスコット・ロング氏は、「権利を否定され、尊厳を傷つけられることの多い人びとについて、各国政府がどのような取り組みをすべきかに関して、基礎的基準を確立するもの」と評価し、「法律や判例において強固に根付いているのは、人権には例外がないという考え方」と加えた。
ジョグジャカルタ原則には、元国連人権高等弁務官や各国の判事、活動家、研究者らが署名。同原則は、先月26日、昨年12月に54カ国が「性的指向と性自認に基づく人権侵害非難声明」を採択したのと同じ国連人権理事会のセッションで公表された。(関連記事)(翻訳・編集 山下梓)
<ジョグジャカルタ原則の内容>
原則1 人権の普遍的享受に関する権利
原則2 平等と差別されない権利
原則3 法の前の承認に関する権利
原則4 生命に関する権利
原則5 個人の安全に関する権利
原則6 プライバシーに関する権利
原則7 自由の恣意的剥奪を受けない権利
原則8 公正な裁判を受ける権利
原則9 拘留中の人道的扱いに関する権利
原則10 拷問と残酷及び非人道的又は侮辱的取り扱い又は
処罰からの自由に関する権利
原則11 あらゆる形態の搾取、人身売買と取引からの自由に
関する権利
原則12 労働の権利
原則13 社会的安全とその他の社会的保障に関する権利
原則14 適当な生活水準に関する権利
原則15 適当な住居に関する権利
原則16 教育を受ける権利
原則17 得られる限りの最も高い健康の水準に関する権利
原則18 医療における虐待からの保護
原則19 考えと表現の自由に関する権利
原則20 平和的な集会と結社の自由に関する権利
原則21 信条、良心、宗教の自由に関する権利
原則22 移動の自由に関する権利
原則23 難民庇護を求める権利
原則24 家族を構成する権利
原則25 公的生活に参加する権利
原則26 文化的生活に参加する権利
原則27 人権促進に関する権利
原則28 効果的救済と補償に関する権利
原則29 説明責任
※「ジョグジャカルタ原則」全文(英語、アラビア語、中国語、フランス語、ロシア語、スペイン語)はジョグジャカルタ原則のホームページ(http://yogyakartaprinciples.org/)で見ることができます。ゲイジャパンニュースでは、「ジョグジャカルタ原則」全文を翻訳し、後日掲載する予定です。
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