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ネパールのLGBT権利団体、国際的なFelpa de Souza賞を受賞
2007/04/23 22:12
(ニューヨーク市)ネパール唯一のLGBT権利団体「ブルー・ダイアモンド・ソサエティ(Blue Diamond Society、以下BDS)」が、「国際ゲイ・レズビアン人権協会(International Gay and Lesbian Human Rights Commission、以下IGLHRC)」から、名誉あるFelpa de Souza賞を受けることになった。17日、365Gay.comが伝えた。
Felpa de Souza賞は、セクシュアリティやHIV感染の有無により、社会的烙印を押されたLGBTやその他の人びとについて、人権状況を改善しようと草の根で活動した団体やその指導者に贈られ、勇気や活動の影響を称えるもの。Felpa de Souza受賞者には、草の根の人権活動を支援・強化する目的で、5,000米ドル(およそ60万円相当、19日現在)が与えられる。
BDSは、2001年、ネパールに住む性的マイノリティと、HIV/AIDSと共に生活する人びとのニーズを社会に伝えることを目的に設立された。(関連記事)
ネパールでは、当局により、LGBTの人びとが恣意的に逮捕されたり、不当な拘束、拷問を受けている。
昨年行われた家宅捜索では、一度に26人に上るトランスセクシュアルの人びとが逮捕された。BDSによると、26人は、首都カトマンズにあるハヌマンドカ中央警察署に拘束され、数週間にわたり、外部との接触を禁止された。また、BDSによると、HIV予防分野で活動する人びとも、たびたび、警察当局によるいやがらせを受けているという。
ネパールは、昨年米国務省が公表した、人権侵害に関する報告書の中でも、人権侵害国のひとつとしてその名を挙げられている。
ネパールは、昨今、特に性的マイノリティの扱いに関して国際的非難を浴びている。1月、ルイーズ・アルブール国連人権高等弁務官は、LGBTの人びとに対する差別を根絶していないとして、ネパール新政府を非難した。
先月、ネパール共産党毛沢東主義派ゲリラによりレズビアン女性2人が拘束されたが、今月初め、ゲリラへの参加を約束することと引き替えに、2人は解放された。
昨年、ネパールでは、ネパール共産党毛沢東派とギャネンドラ国王政府間の戦いが終決。新政府議会には、共産党毛沢東派も参加している。
当時、BDSは、戦いの終決と同時に、LGBTの人びとに対する迫害も終わることを期待していたが、新政府の樹立と共に、その迫害は一層強化された。
今月第3週、アメリカを拠点に活動する国際人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、ネパール政府に対し、性的マイノリティに対する暴力を根絶するよう求める公開書簡を出した。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、現在準備過程にあるネパールの新憲法では、ネパールに住むLGBTの人びとの権利が保護されなければならないと話している。
IGLHRCは、5月1日にニューヨークで開催されるセレモニーと、同月3日にサンフランシスコで開かれるセレモニーの2会場で、BDSの創設者スニル・パント氏に授賞予定。(翻訳・編集 山下梓)
ブルー・ダイアモンド・ソサエティ(英語) |