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ロンドン市議、「元英国首相はゲイ」と主張
2007/04/30 07:02
(ロンドン)元英国首相サー・エドワード・ヒース氏がゲイであったと、ロンドン市議が語った。故ヒース元首相は、定期的に、同性との性的関係を求めて公園に出かけていたが、政治家としての経歴に傷が付く危険性を周囲から指摘され、自制していた。25日、BBC、365Gay.comなどが伝えた。
エドワード・ヒース氏は、保守党出身で、1970年から4年間、英国首相を務めた。2005年に89歳で亡くなるまで、生涯独身だった。
エドワード・ヒース氏がゲイであったことを明らかにしたのは、ヒース氏と同じ保守党出身で、ロンドン市議会議員のブライアン・コールマン氏。ゲイであることを明らかにしているコールマン氏が、イギリスの政治雑誌『ザ・ニュー・ステーツマン(The New Statesman)』(電子版)に記事を寄せた。
コールマン議員は、ヒース元首相が1950年代、同性との性的関係を求めて公園などでクルーズしていたことや、枢密院委員候補に名前が挙がった時、ゲイであることが分かれば、政治生命を失いかねないとして、クルーズを止めたことなどを明かしている。
コールマン議員によると、保守党内には多くの同性愛者議員が存在するが、そのほとんどすべてがカムアウトしておらず、また、公的な場での同性愛の「助長」を禁止した条例(1988年制定)「28条」の廃止に反対票を投じた。
ヒース元首相がゲイであったことを第三者が公にしたのは、今回が初めてだが、ここ10年ほど、ゲイだったのではないかとのうわさはあった。
ヒース氏の友人で、ゲイであることを公にしている男性が2005年に出版した本の中では、ヒース氏は、青年期には既に、首相になるために自分の性生活を犠牲にしていたのではとの推測が示されている。しかし、ヒース氏の友人は、ヒース氏自身がゲイであったかどうかを特定していない。
保守党の有力議員らは、コールマン議員の記事について、否定の姿勢を示している。
故ヒース氏と同じ、オールド・ベックスレイ・アンド・スィッドカップ選挙区選出の保守党議員デレック・コーンウェイ氏は「(エドワード・ヒース氏は)まったく、政治と結婚していたのです。もし、何か秘密があったというならば、現在までに既に明らかになっているでしょう」と話している。
一方、同性愛権利活動家のピーター・タチェル氏は、コールマン議員の主張を、事実ではないかととらえている。
「(ヒース元首相のセクシュアリティについては)長く、オープンな秘密とされてきました。生前にタブロイド紙が、彼のセクシュアリティを話題にしなかったことは、驚くべきことです」−タチェル氏はこのように話している。(翻訳・編集 山下梓) |