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シンガポール元首相、“同性間行為の禁止、終了のとき“と発言
2007/05/05 05:59
(シンガポール)シンガポールの初代首相で、建国の父と呼ばれているリー・クアンユー顧問相が、同性間行為の禁止を終えるときが来ていると発言した。先月23日、365Gay.comが伝えた。
リー氏は、1959年から1990年まで首相を務めた。現リー・シェンロン首相兼財務相は息子にあたり、現在でも、シンガポールにおいて大きな影響力を持つ。
先月中旬の週末に行われた青少年の集いで、リー氏は、「政府は、この国の道徳について、警察のような役割を果たすべきではない」と発言した。シンガポールの英字新聞ストレイツ・タイムズが伝えた。
ストレイツ・タイムズ紙によると、リー氏は「もしも、同性愛が遺伝的、生まれつきのものであるならば−私は、医者に質問したこともあるのだが−(同性愛指向を)変えることはできない。だから、どうして同性愛を禁止しなければならないのだろうかと思う」とも話した。
昨年、シンガポール政府は、成人異性間のオーラル・セックスとアナル・セックスを刑罰の対象から除く考えを発表したが、同性間については、禁止されたまま。
近年、シンガポール政府に対しては、性に関する法律の“近代化”を求める声があがっている。影響力の強いリー氏による発言は、シンガポール政府が近く、同性間行為を認める姿勢に転ずる考えを持っていることの表れではないかとの見方もある。
現行法では、2人の男性間の“はなはだしいわいせつ行為”に対し、2年の禁固刑が科される。
2005年、オーストラリア政府は、休暇でシンガポールへ渡航するゲイ男性に対し、性行為中に地元警察当局に見つかった場合、禁固刑を命じられる可能性があるとの警告を発した。
同年、シンガポール政府は、同国内で予定されていたアジア最大級のイベント「ネーション(Nation)」の開催を禁じ、イベントは、開催地をタイ・プーケットに変更した。2006年には、主催者よりイベントの終了が告げられている。(関連記事)
シンガポールの高官はこれまでに、HIV感染の拡大を、同性愛者の責任であるとして非難してきた。しかし、政府はゆっくりながらも姿勢を軟化させ、昨年は、映画『ブロークバック・マウンテン』の上映を認めている。(翻訳・編集 山下梓) |