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シアトル・プライド主催団体が破産申請
2007/05/07 23:03
(米ワシントン州シアトル)シアトルのプライド・パレードを主催してきたボランティア団体「アウト・アンド・プラウド(Out and Proud)」が、多額の負債を抱え、先月24日、解散と破産申請を行うことを決めた。同日、365Gay.comが伝えた。
シアトル・プライドは、32年にわたり、シアトルのゲイ・コミュニティの中心地キャピトル・ヒルで開催されてきたが、昨年、パレード参加者が20万人を超えて規模が大きくなったことを理由に、今年から、開催場所をシアトル・センターに移すことを決めていた。
しかし、イベント開催などでコストがかさみ、昨年だけで、アウト・アンド・プラウドは、シアトル市に対して10万2,000米ドル(およそ1200万円相当、4月25日現在)の借金を負っている。
アウト・アンド・プラウドのボランティア・スタッフのほとんどが、同団体に長く関わってきた。スタッフらは、疲労感を覚え、今年のプライド開催の費用を工面しながら市に対する返済を行うことは困難と話している。
先月24日の決定をうけ、アウト・アンド・プラウドのスプリッグさんは、シアトル・タイムズ紙に対し、「(解散・破産申請は)残念なことですが、私たちは、コミュニティにとっての最善を望む人間の集団です。誰かが立ち上がって、パレードを次のステップへ導いてくれることを願っています」と語り、「(シアトル・プライドは)参加者にとって、見た目にも、そして政治的にも成功しています。ただ、財政的には失敗でした」と加えた。
地元シアトルのLGBTの人びとの多くは、アウト・アンド・プラウドの財政問題について、大きな驚きはないという。
昨年、多くの人びとが、アウト・アンド・プラウドの主催する公式パレードをボイコット。LGBTコミュニティ・センターによる「クィアフェスト(Queerfest)」に参加した。
アウト・アンド・プラウドの破産申請について、LGBTコミュニティ・センターは、パレードの精神を引き継ぐため、クィアフェストの開催を継続する考えであることを明らかにした。LGBTコミュニティ・センターは、アウト・アンド・プラウドの財政状況が厳しいことを知り、既に、今年のパレード(6月23日開催予定)の開催許可をシアトル市から得ていた。
LGBTコミュニティ・センターのトマス代表は、「(アウト・アンド・プライドの)発表は残念ですが、今後どのようなものが生まれるかが楽しみです。私たちは、どのように(コミュニティに)関われるか、戦略を練っているところです」と話している。(翻訳・編集 山下梓) |