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性転換 埼玉医大が中止 担当の教授定年
2007/05/15 20:05
(日本)心と体の性が一致しない性同一性障害の治療に積極的な埼玉医大が、担当教授の定年退職などで態勢が取れないとして、性転換手術(性別適合手術)を今月から中止したことが十三日分かった。
手術は最終的な治療手段とされているが、十月までに予定していた少なくとも三十人の患者はキャンセルとなった。
埼玉医大は一九九八年に、正当な医療としての性転換手術を国内で初めて実施するなど草分け的存在。国内に一万人以上と推定される患者への影響は大きいとみられ、山内俊雄学長は「准教授を中心に、なるべく早く再開したい」としている。
三月末まで形成外科の教授として担当してきた原科(はらしな)孝雄氏によると、定年後も特任教授として治療を続ける約束が大学側とあったが「三月末にほごにされた」。四月分の患者の治療を終えて大学を去り、予定が入っていたほかの患者には断りの手紙を出した。山内学長は「客員教授で残ってもらうつもりだったが、折り合いがつかなかった」と説明。形成外科ではほかにも、スタッフが体調を崩すなどで手術態勢が取れなくなっているという。
原科氏によると、埼玉医大では性器形成や乳房切除などの手術を三百五十例以上実施。性転換手術は、日本精神神経学会が九七年に指針を作って容認し岡山大、札幌医大なども取り組んでいる。(東京新聞) |