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英国の同性愛者差別訴訟で最高の賠償額
2007/05/25 20:32
(ロンドン)性的指向を理由とした差別に関する裁判では英国最高額となる賠償金が、レズビアンで元看護師の2人に支払われることになった。16日、365Gay.comが伝えた。
賠償金の支払いをうけるのは、35年間看護師として務めたマーガレット・ダーマンさん(55)と、精神科専門の看護師ペニー・スミスさん(41)。正確な賠償額は明らかにされていないが、労働裁判の専門家らは、2人には25万ドル(およそ3000万円相当、5月21日現在)以上が支払われたのではと話している。
2005年、ダーマンさんとスミスさんは、雇用主だった医療機関「バーチェスター・ヘルスケア」から、2人が身体的及び性的虐待を容認していたとの匿名の通報があったとして、重大な違法行為を理由に解雇された。
しかし、ダーマンさんとスミスさんは、解雇の本当の理由は、2人の性的指向であると主張。王立看護大学の協力を得て、2人は解雇を不服として労働裁判を起こした。
裁判所は、2人には、違法行為の証拠がないとし、解雇前に匿名で寄せられた通報を調査しなかったバーチェスター・ヘルスケアを非難。裁判所は、「仮に、性的指向が理由ではなかったとしても、これほどの規模の雇用主によって今回のように非常に悪質な解雇が行われることは受け入れ難い。異性愛者である雇用者が今回のように扱われた場合でも、(解雇は)認め難い」とした。
ダーマンさんとスミスさんは、判決を歓迎したものの、解雇されてからの2年間の悪夢が現在も続いていると話す。
ダーマンさんは、「(不当解雇は)私たちの、職業人としての生活も、私的な生活も壊しました。審理や上訴手続きにより、私たちはまったく働くことができません」と話し、ダーマンさん、スミスさん共に、いやがらせなどを受け、カウンセリングに通っていることを明らかにした。
2人は、看護師としての復帰の可能性はないと話している。(翻訳・編集 山下梓) |