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豪首相、HIV陽性者の移住規制したい考え
2007/05/28 19:54
(オーストラリア/シドニー)オーストラリア政府が、HIV陽性者の同国への移住を厳しく制限する方向で検討を進めており、HIV/AIDS関連団体やLGBT権利団体から非難の声が上がっている。14日、365Gay.comが伝えた。
ジョン・ハワード首相は、政府がHIV陽性のすべての移民について、監視と追跡を行えるようにする法律を準備中であると語った。法律が成立すれば、オーストラリア政府は、HIV陽性の人びとの同国への入国を阻止するための大きな権限を得ることになる。
ハワード首相によると、現在までにオーストラリア政府は、保健担当大臣と移民担当大臣に対し、@法律の制定が必要かどうか、Aもしそうならば、どのように施行すべきか、について、回答を求めている。
先月、ハワード首相は、HIV陽性者はオーストラリアへの移住を認められるべきではないと発言し、激しい非難の声が上がった。
アメリカを含む多くの国が、HIV陽性者に対する移住及びビザ申請の許可にあたって、何らかの制限を設けているが、特別なケースでは、例外が適応されることも珍しくない。オーストラリアへのHIV陽性者及びエイズ患者の移住は、現行法の下でも難しくなっている。
「西オーストラリア・エイズ・カウンシル」のトリシュ・ラングドンさんは、「政府の動きの背景に何があるのか分かりません。HIV陽性者、エイズ患者については、そんなにたくさんいるわけではなく、数にすれば極めて小さいものです」と話している。ラングドンさんは、ハワード首相が、HIV/AIDSに対する恐怖を、次の国政選挙の運動での議論のテーマのひとつとして、利用しようとしているのではないかと見ている。
ラングドンさんは「オーストラリアに住もうとするHIV陽性の人たちについては、多くの場合、パートナーシップ関係にあったり、オーストラリアでパートナーに出会っていたり、または、ここに子どもがいます。理由は非常に複雑で、それに、現行法でも既に厳しい移住規定があります」と話している。(翻訳・編集 山下梓) |