ニュース
米キリスト教保守派 マイクロソフト社のLGBT支持ポリシーに「株主の反乱」団体設立
2008/01/18 02:38
(ワシントン州シアトル)キリスト教保守派の牧師らが、マイクロソフト社のLGBT支持ポリシーに対し「株主の反乱」を呼びかける団体「AGNフィナンシャル」を設立した。9日、365Gay.comが伝えた。
AGNフィナンシャルの代表は過去にLGBTポリシーをめぐりマイクロソフト社を提訴したケン・ハッチャーソン牧師(写真)。顧問には、同性愛者の権利擁護に反対するキリスト教保守派団体アメリカン・ファミリー・アソシエーションのドナルド・ウィルダマン代表や、同じく保守派団体アメリカン・バリューズのゲイリー・バウアー代表がいる。
AGNは今月第2週、LGBTの権利擁護に反対の市民に対し、マイクロソフトの株式3株を購入し、うち1株をAGNに寄付するという「3つ買って1つ寄付(Buy Three, Donate One)」運動を始めた。
AGNは寄付によりマイクロソフト株を集めて株主総会での議決権を得、同社のLGBT支持ポリシーに異を唱えたい考え。
AGNは声明の中で「私たちの社会で、家族崩壊を推進しようと毎年10億ドル近くを寄付している会社がある」とし、マイクロソフト社以外にも今後、LGBTの権利擁護を支持する会社を「株主の反乱」のターゲットとする可能性を示唆した。
多くの信者が集うハッチャーソン牧師のメガチャーチは、マイクロソフト本社のすぐそばにある。同牧師は昨年11月、同社株主総会に出席し、LGBT従業員への差別禁止方針と同性パートナー関係にある従業員への社会保障給付を止めるよう提案。
これに対しマイクロソフト側は、株主にハッチャーソン牧師の提案を受け入れないよう呼びかけ、結果、提案は株主の十分な賛成票を得られず否決された。
マイクロソフト社は2005年、住居賃貸契約、雇用、保険、信用貸付における性的指向に基づく差別を禁止する規定を盛り込んだ州法案について、支持不支持を二転三転させた。支持から不支持に転じた際には、ハッチャーソン牧師が警告した同社製品に対する全米規模の不買運動が圧力となったと見られている。(関連記事)
法案は1度否決されたものの2006年に再提出され、可決している。(翻訳・編集 山下梓) |