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インタビュー:カナダで結婚予定の日本人レズビアンカップル
2008/09/26 17:52
今月29・30日に放送されるNHK教育テレビの番組『ハートをつなごう』のゲイ・レズビアン第2弾に出演する日本人レズビアンカップルの凌さんと美月さんが、出演を決めた際の思いや、来月カナダで行う挙式について、ゲイジャパンニュースに語った。2人は、ゲイジャパンニュースが「ゲイウエディングベル」として提供するブライダルサービスを利用して式を挙げる。
― NHKの放送では、どのようなことをみなさんに伝えたいと思って、ご出演をされましたか?
凌さん:同性愛者であっても、将来を見て、しっかりと2人で生きようとしている人がいるということを現実に知ってもらうこと。将来に不安を抱えている同じ立場の人や、そこまで考えてはいなくても、このような道があるという現実が、誰かの希望や勇気、価値観の変化につながればと思い、取材を受けました。
日本では、同性愛者が結婚をするということは、現実問題、世間では価値観の浸透が少ないため、またそのような結婚制度がないために、「軽いもの」だと考えられているように感じます。でも、そうではなくて、自分たちがどれだけ真剣に「結婚」というものをとらえ、それを実現するためにどれだけの努力をしているかといったことや、どのような困難に直面しているのかについて、知って欲しいと思っています。このような選択をしているという2人が居るという現実を知ってもらいたくて、出演を決めました。
美月さん:例えば、自分の子どものカムアウトを受けて、どう接して良いか分からなくなっている親や、自分の将来が描けずに悩んでいる同じ立場の人に、「こんな幸せな選択がある」「こんな風に絆を築ける」という姿を見てもらい、それが誰かの希望や安心につながればという思いで出演させていただきました。
―「結婚」に対する思いは?これからどのような家庭を築いていきたいですか?
凌さん:結婚というものは、2人がこれからの将来を真剣に考え、支えあいながら生涯を共にするということを決意し、誓うものだと考えています。それは異性愛の人たちと何も変わりません。
私たちは、「2人で一緒に居るため」に結婚をします。
笑いの絶えない家庭、そしてお互いが助け合い、思いやりを忘れないで、お互いがお互いを必要とする家庭にしていきたいです。
そして、自分たちが笑顔になるのは勿論ですが、私たちの周囲の人たちも笑顔になるような、そんな家庭を築いていきたいです。
美月さん:カナダで結婚証明書を得ること、日本で皆さんの前でお披露目をすること。そうやって「目に見える形」にすることで、また、きちんとした節目を作ることで、私たち2人と、私たちを見守ってくださる方々に対しての想いを共有できると考えています。そして、「血の繋がりよりも濃い」繋がりを持つ家族になりたいと思います。
― これから同性婚を考える日本人同性カップルへのアドバイスやメッセージなどがあればお願いします。
美月さん:誰か1人と徹底的に向き合って、一生一緒に居ようと誓うことは、簡単なようで難しいことだと思います。「なぜそういう形式にこだわるのか」と思われることもあるかも知れません。でも、「結婚」という形をとるということで、実際にそうしてみて初めて分かったことですが、意識が物凄く変わりました。何か心配や不安なことがあったら、私たちでよければ、いつでも力になりたいと思っています。
凌さん:制度的にも世間的にも不安なことが多いと思います。しかし、自分の心に嘘をついて生きることが幸せではないと思います。自分の心に嘘をつかずに生きることには多くの困難が伴うことがありますが、それは必ず乗り越えられるものだと思います。私たちで良ければ、いつでも相談に乗ります。
自分の心に手を当てて、自分自身に聞いてみてください。あなたは、誰と一緒に居るときが幸せですか?それを本当の意味で見つけたなら、守り続けて、信じて生きてください。きっと大丈夫です。相手を信じ、自分を信じて、何においても向き合い、強い絆を築いていってください。自分の心に嘘をつかないことが幸せなのではないかと思います。 |