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ILGA世界大会、正式名称変更・新代表選出して閉幕
2008/12/11 20:15
先月3日から6日、インターナショナル・レズビアン・アンド・ゲイ・アソシエーション(ILGA)の第24回世界大会がウィーンで開かれ、81カ国から約200人が集った。昨年9月に加盟を承認されたゲイジャパンニュースも、日本から唯一の団体として参加した。(関連記事)
大会では、▽アフリカ・アジア・中南米の各地域におけるLGBT団体・活動家間のネットワーク構築、▽従来の「男・女」の性別の捉え方からの脱却、▽女性運動とレズビアン・ムーブメントの関係性、▽国連でのLGBTIの問題に関する進展などについて議論が行われた。
大会では、トランスジェンダー/トランスセクシュアルの参加者から、「インターナショナル・レズビアン・アンド・ゲイ・アソシエーション」という名称がトランスジェンダー/トランスセクシュアルを排除しているとの意見があり、議論と採決の結果、正式名称を「インターナショナル・レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランス・アンド・インターセックス・アソシエーション(International Lesbian, Gay, Bisexual, Trans and Intersex Association)」とすることに決定した。略称はこれまで通り「ILGA」を使用する。
この他、ILGAヨーロッパの委員を務めるレナート・サバディーニさん(イタリア)、ILGA中南米の委員を務める女性活動家で社会心理学者のグロリア・カレアーガさん(メキシコ)が、フィリップ・ブラウンさん(ドイツ)とロザンナ・フレイマー・カルデラさん(スリランカ)に代わり、新たな共同代表に選出された。
カレアーガさんは「ILGAの活動には、その信念に基づき、地域性、性自認、性的指向の多様性が平等に反映されている。(地域ネットワークを組織し始めたばかりの)アフリカ、アジア、中南米の活動家に対しては、各地域のLGBTI活動家が自分たち自身の代表として発言できるよう、サポートしていきたい」と話している。
サバディーニさんは「国際的組織として、各地域での活動を支え合っていくことが非常に重要。同性愛が西洋からの輸入物だとの意見があるが、ILGAには111の国から約600の団体が参加している。未だに多くの国で同性愛が違法とされているが、ILGAに様々な国から参加があるという事実こそ、地球上のすべての国に同性愛が存在することを証明していると思う」という。
会議初日となる3日には、オーストリア政府ヨーロッパ・国際問題省のEngelbert Theuermann人権担当部局長、IBMオーストリアのレオ・スタイナー代表取締役、国際LGBT権利団体インターナショナル・ゲイ・アンド・レズビアン・ヒューマン・ライツ・コミッション(IGLHRC)のポーラ・エテルブリック代表などが出席、祝辞を述べた。レズビアンであることを公にしているヨーロッパ緑の党広報担当でオーストリア議会のUlrike Lunacek議員も参加した。
大会は、オーストリア政府、ウィーン市、IBM、オーストリア航空やLGBT関連団体が後援。
ILGAは1978年の発足から、今年で30周年を迎えた。
25回目となる次回のILGA世界大会は2010年、ブラジルのリオデジャネイロで開催予定。同年には、4回目となるILGAアジア地域会議がネパールのカトマンズで開かれる。(関連記事)(編集 山下梓) |