ニュース
スペイン ソフィア王妃、伝記中の同性婚反対発言で物議
2008/12/26 12:11
先月2日の70歳の誕生日に発売されたスペインのソフィア・デ・グレシア王妃の伝記『La Reina muy de cerca(王妃の間近で)』(ピラール・ウルバノ著)の中で、同妃が同性カップルの「結婚」などに反対する発言をし、物議をかもしている。同月13日、Gay and Lesbian Timesが伝えた。
伝記は、ソフィア王妃の発言として「異なる性的傾向を持った人がいることは理解し、受け容れ、尊重できるが、同性愛者が、同性愛者であることに誇りを感じたりすべきかは疑問。パレードのフロートに乗ってデモに参加すべきかどうかも疑問。同性愛者ではない私たちのような人間すべてがデモに参加したら、交通渋滞を引き起こしてしまう」と引用。続けて「同性愛者がともに暮らし、新郎新婦のように着飾って結婚しても、彼らの国の法律によってそうする権利があったりなかったりするだろうが、それを『結婚』とは呼ばないでほしい。そもそも『結婚』ではないのだから。社会契約とかユニオン契約とか、別の相応しい名称がたくさんある」と語っている。
ソフィア王妃の報道官は同妃の発言について、引用が「必ずしも正確ではない」と説明。同国内のLGBT団体連合はソフィア王妃に対し、発言したとされる内容の撤回を求めた。
伝記にはこの他にも、王妃の発言として、学校での宗教教育の必要性、中絶への強い反対、安楽死への批判などが書かれている。
スペインでは2005年、同性婚法が成立。今年初めに行われた世論調査では、国民の約4分の3が同性婚を支持すると回答している。(関連記事)(翻訳・編集 ゲイジャパンニューススタッフ) |