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カリフォルニア 15歳ゲイ少年、撃たれ死亡
2008/02/28 10:44
(米カリフォルニア州)カリフォルニア州の中学校で12日、ゲイであることを公にして学校生活を送っていたローレンス・キングさん(15)が同級生に射殺され、14日死亡した。ヘイトクライム(憎悪犯罪)とみられている。ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)などが伝えた。
警察当局によるとキングさんは12日、通っていたオックスナードのE.O.グリーン中学校のコンピューター・ルームで、同級生のブランドン・マキナニー容疑者(14)に頭部を2発撃たれた。事件当時、コンピューター・ルームには20人以上の生徒がいた。
キングさんは翌13日に脳死状態となり、14日に家族が臓器提供を決め、延命装置を外された。
報道によると、マキナニー容疑者は殺人未遂容疑で逮捕され少年施設に収容されたが、77万ドル(約8300万円相当)で保釈された。同容疑者は今後裁判に臨むが、成人として有罪となった場合、25年の懲役刑が言い渡される見通しで、さらに、銃の違法使用で25年、ヘイトクライムと認められた場合は1〜3年が上乗せされる。
警察当局は事件の動機など詳細を明らかにしていないものの、キングさんの同級生らによると、キングさんはゲイであることを公にしており、化粧をしたり、ハイヒールや女性らしい服を身に着けることもあったという。
カリフォルニアでは2000年、「生徒の安全と暴力予防法(Student Safety and Violence Prevention Act)」が成立。同法は、性的指向や性自認、性別表現に基づく学校でのいじめや差別からの生徒の保護を規定。今年1月には、「安全な学習の場法(Safe Place to Learn Act)」や「学生公民権法(Student Civil Rights Act)」が施行し、▽学校における差別禁止規定の策定・周知▽いじめ等相談記録の保存▽教室における偏見・差別に教師がどのように取り組むべきかを教える訓練の提供などにより、LGBT学生の安全や権利が強化されたはずだった。
キングさんの事件を受け、若いLGBT活動家の支援団体ゲイ・ストレート・アライアンス・ネットワーク(GSAN、拠点サンフランシスコ)をはじめとするLGBT団体は、事件への懸念と、学校におけるいじめへのより強固な対策を求める共同声明を出した。
その中でGSANのキャロライン・ラウブ代表は、「特に中学校でカムアウトしている若者に関しては、学校で、性的指向や性自認の多様性を尊重するようより積極的に教えていかなければならない」とし、「ローレンス・キングさんの悲劇的な死によって、改めて、学校におけるいじめから生徒を守る必要があると感じた。社会として、この手の暴力は防げるはず」と述べている。(翻訳・編集 山下梓) |