ニュース
モロッコ人権団体とHRW、モロッコの反同性愛法廃止訴え
2008/03/05 23:33
モロッコの人権団体「Moroccan Human Rights Association」と国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(本部ニューヨーク、以下HRW)がモロッコ政府に対し、同性愛を違法とする同国刑法489条の廃止と、同法により現在投獄されている6人の保釈を求めている。先月26日、The Advocateが伝えた。
モロッコでは昨年11月、動画共有サイト「You Tube」に投稿された同性婚パーティーの映像について、地元メディアがパーティー出席者を特定し、その後、警察が男性6人を同性との「淫らな又は異常な行為」を禁じた刑法489条に違反したとして逮捕。男性らには4〜10ヶ月の禁固刑が言い渡された。(関連記事)
これについて男性らの担当弁護士は、検察側が犯罪が起きたとする証拠を提示しなかったと抗議。HRWも「男性らのプライバシー権と表現の自由が侵害され、裁判所は明白な証拠もなしに有罪判決を下した。彼らは釈放されるべき」とし、判決を非難していた。
第2審でも男性らは有罪とされたが、減刑された。
HRWの中東・北アフリカ地域担当ジョー・ストークさんは、声明を発表し、「この裁判は、不平等な法律がどのように基本的権利であるプライバシーを侵害し、社会的偏見を助長するかを明らかにした」と述べた。
モロッコでは同性間性行為を行った者に対し、6ヶ月以上3年以下の懲役と15〜150ドル(約1700〜1万7000円相当)の罰金が科される。(翻訳・編集 ヨシ) |