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ノルウェー政府、同性婚法案提出
2008/04/09 23:46
ノルウェー政府は先月14日、同性婚法案を提出した。法案には、同性カップルの婚姻権の他、養子縁組の権利、人工授精などの医療補助を受ける権利が盛り込まれている。同日、AP通信が伝えた。
ノルウェーでは1993年に制定された登録パートナーシップ法により、同性カップルが、婚姻に類似した「シビル・ユニオン」登録を行うことが可能。同法は教会での挙式の権利や、養子縁組の権利は認めていないが、法案は、この登録パートナーシップ法に取って代わることになる。
法案をめぐっては議会と内閣の両方で意見の対立が見られる。議会で第2の勢力を持つ進歩党と、キリスト教民主党は、法案への反対を表明。マグンヒルド・クレッパ自治地方開発相、リヴィ・シグネ・ナヴァルセテ運輸通信相はいずれも、人工授精など医療補助の権利を謳った条項には反対としつつも、その他の婚姻や養子縁組の権利条項については支持。
その他閣僚では、アニケン・フイトフェルト平等・子ども相、フイトフェルト行政相が、法案への全面的支持を表明している。
法案は、同性カップルに教会での挙式の権利を明記しているものの、宗教団体や聖職者に対し、挙式の執行を義務付けていない。
ノルウェーでは、人口の約88%がノルウェー国教会に属しているものの、実際に活動している人は少ない。教会は、同性婚をめぐり分裂しているが、昨年11月には、同性パートナー関係にある同性愛者の聖職就任について、容認する決定を下している。(関連記事)
同性カップルのパートナー登録を認める法律は、1989年、世界で初めてデンマークで成立。2001年には、オランダが世界で初めて、同性カップルに対し婚姻を認める法律を制定した。(翻訳・編集 ヨシ) |