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オバマ・クリントン両候補 LGBT票ねらいLGBT地方紙に選挙広告掲載
2008/04/09 23:55
アメリカ大統領選の民主党の指名争いで接戦をくり広げているバラク・オバマ候補とヒラリー・クリントン候補が、LGBT票獲得をねらい、LGBT地方紙に選挙広告を掲載している。3日、「Editor & Publisher」が伝えた。
2004年の予備選挙では、ハワード・ディーン候補(民主党)が、アメリカでは最も古いLGBT誌「Advocate」に広告を出したが、LGBT地方紙への大統領選候補による広告掲載は初めて。
オバマ候補を支持するLGBT団体の共同議長を務めるエリック・スターンさんによると、「(オバマ候補の)選挙広告は、1面フルカラーで、オハイオとテキサスのLGBT紙に掲載された。LGBT地方紙への広告掲載は大統領選候補としては恐らく初めてのことで、各州のLGBT有権者に広く支持を訴えた」という。
オバマ陣営は、3月4日に行われたオハイオ州、テキサス州での予備選を前に、ダラス・ヴォイス紙やゲイ・ピープルズ・クロニクル紙を含むLGBT4紙に広告を掲載。その中で、世界のLGBT運動の転機となった1969年の「ストーンウォールの反乱」にふれ、「LGBTの権利にかんする問題は、あまりにも頻繁に、私たちを分断するために使われてきた。本質は、この問題が、私たちがアメリカ人としてどうあるかということ」と語りかけた。
現在、オバマ・クリントン両陣営は、今月22日に行われるペンシルヴァニア州での予備選に焦点を当てている。
同州で約2万部を発行する「フィラデルフィア・ゲイ・ニュース」のマーク・セガールさんは、オバマ・クリントン両陣営から、選挙広告掲載の打診があったと話す。フィラデルフィア・ゲイ・ニュースは、両候補へのインタビューを申し込んだが、応じたのはクリントン候補だけ。
セガールさんは「クリントン候補は同性愛者の権利について公平であると一般的に理解されているが、フィラデルフィアでもそのように信じている人が多い。オバマ候補は、クリントン候補に対抗する策を打たなければならないと思う」という。セガールさんによると、フィラデルフィアの有権者の約3%をLGBTが占める。
同じくペンシルヴァニア州にあるピッツバーグでは、LGBT月間誌「Out」の発行スケジュールに広告掲載が間に合っていない。同誌発行者のひとりであるトニー・モルナー・スタージェックさんによると、Out誌には、オバマ陣営から広告掲載の打診があった。しかし、締め切り日までに予定の原稿が提出されず、モルナー・スタージェックさんはこのことに「ショックを受けた」という。同誌へのクリントン候補の広告掲載については、世論調査で優勢が伝えられていることから、「恐らく打診はない」(モルナー・スタージェックさん)。
民主党の予備選はペンシルヴァニア州の後、5月にインディアナ州、ノースカロライナ州、オレゴン州など5州で、6月にサウスダコタ州とモンタナ州で行われる。その後、夏の党全国大会で民主・共和各党の指名候補が判明し、11月4日の一般投票で第44代大統領が決まる。(翻訳・編集 Sam) |