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エジプト 宗教学者ら、公開中のレズビアン映画批判
2008/01/12 11:33
レズビアン・カップルのラブシーンを含むエジプトで公開中の映画『Hina Maysara』(監督カーレド・ユーセフ)について、右派宗教学者らが「罪深い」と非難し、映画を観ないよう呼びかけている。7日、Pinknews.co.ukが伝えた。
カイロ大学のイスラム学教授で聖職者のAbdel-Sabour Shahin博士は、『Hina Maysara(次の知らせまで)』が「同性愛を広め、不道徳を助長している」とし、ユーセフ監督、レズビアン・カップルを演じた女優のGjada Abdel-RazeqさんとSumaya Al-Khashabさんを起訴するよう主張。
アルアザル大学のElwi Amin教授は、「エジプトには、『女性同性愛』という言葉が何を意味するのかさえ知らない人が多い。この映画はメディアを支配する不道徳な西洋文化の影響だ」と話す。
『Hina Maysara』は同性愛を扱ったエジプト初の映画ではなく、他にゲイ男性の恋愛を描いた『Emaret Yacoubian』がある。
ユーセフ監督は、「映画を観もせずに批判する人たち(の声)に答える気はない」という。
同性愛を明示的に禁じる法律はないものの、イスラム教国であるエジプトでは、同性愛はタブー。そのため、カミングアウトしているLGBTはほとんどおらず、LGBT団体のミーティングも公には行われない。
当局は「社会の道徳と感受性に対する犯罪」や「宗教教義に違反し、堕落した考え方と腐敗した道徳を助長している」などとして同性愛者を取り締まっており、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチによると、2001年以来約200人の同性愛者が逮捕されている。
(翻訳・編集 山下梓)
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