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カリフォルニア最高裁、同性婚禁止に違憲判決
2008/06/03 14:33
米カリフォルニア州最高裁は先月15日(現地時間)、住民投票で決まった同性婚の禁止について、違憲との判決を下した。同日、AP通信などが伝えた。
州最高裁は、ドメスティック・パートナーシップ制度は婚姻の代替手段としては不十分と指摘。判決(賛成4、反対3)は同性婚の禁止を違憲とし、「州憲法で異性カップルに保障されているように、同性カップルも同じ基本的婚姻の権利に値する」と述べた。
カリフォルニア州では2000年、住民投票により、婚姻は男女間に限定されるとする法律が成立。しかし、2004年にサンフランシスコ市のギャビン・ニューサム市長が、約4000組の同性カップルに婚姻証明書を発行。州最高裁はこの婚姻証明書を無効とする判断を下したが、15組の同性カップルが、LGBTのための法的支援組織ナショナル・センター・フォー・レズビアン・ライツのヘレン・アーマン弁護士を代理人として提訴していた。(関連記事)
判決後、裁判所の外やサンフランシスコのLGBTコミュニティの中心地であるカストロ・ストリートでは、同性婚支持者らが判決を喜んだ。
一方、判決を受けて宗教団体や社会保守派団体は、11月に住民投票を実施し、同性婚の禁止を州憲法に盛り込もうと計画。今月末までに、州務長官が、この住民投票を実施するのに十分な数の署名が集まったかどうかを明らかにする予定。
11月の住民投票が実現し、州民の過半数が州憲法による同性婚の禁止を支持すれば、州最高裁の違憲判決はくつがえる。
カリフォルニア州では登録を行った同性カップルを「ドメスティック・パートナー」として認め、婚姻関係にある異性カップルと同等の権利・義務を付与。離婚の権利や子の養育費を求める権利なども含まれている。
判決で反対意見を出したマーヴィン・バクスター判事は、「州憲法で異性カップルに保障されているように、同性カップルも同じ基本的婚姻の権利に値する」との賛成意見には同意するとした上で、判決は司法権を逸脱していると指摘し、婚姻法の改正は民意によるべきだと述べた。
これまで州議会が可決した同性婚法案に2度にわたり拒否権を発動してきたアーノルド・シュワルツェネッガー州知事は、声明を発表。裁判所の判断を尊重するとした上で、「今回の州最高裁の判決をくつがえすような州憲法改正は支持しない」とした。(翻訳・編集 山下梓) |