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ロシア、ゲイ男性の献血が可能に
2008/06/12 06:12
ロシアの保健・社会発展省が、これまで禁止していたゲイ男性による献血を認める決定をしていたことが先月22日、分かった。23日、同国のLGBT権利団体GayRussia.Ruが伝えた。
GayRussia.Ruはゲイ男性による献血を認めるよう、2006年4月から保健・社会発展省とロシア検察庁に対し文書で働きかけてきた。
今年4月に提出した文書では、「1993年5月以降、私的空間における合意に基づく同性間の関係は、ロシアでは犯罪ではなくなった。1999年以降、ロシアの精神医学は国際的な疾病分類に従い、同性愛を精神的疾病と見なさなくなった」とした上で、ロシア憲法が定める私的生活の権利(23条)と差別の禁止(19条)に基づき、規定を廃止するよう訴えた。
昨年9月には、同規定廃止を求めてニコライ・アレクセイェフさんらLGBT権利活動家が保健・社会発展省前での抗議行動を計画したが、「安全上の理由」によりモスクワ市当局はこれを不許可に。しかしアレクセイェフさんらは抗議行動を強行し、無許可でデモを行った疑いで逮捕、有罪となり罰金刑を受けた。
GayRussia.Ruによると、タチヤーナ・ゴリコワ保健・社会発展相は4月16日、献血に関するこれまでの規定から、ゲイ男性・麻薬常用者・売春に従事する人を含む「ハイリスク・グループ」による献血を一律に禁じるとした部分を削除することを決めた。
GayRussia.Ruは、献血禁止により、ゲイ男性への偏見が助長されてきたと指摘している。
23日、「多様性を尊重した市民賞(Citizen Award for Respecting Diversity)」受賞のためにサンパウロ・プライド・パレード(ブラジル)に招待されたアレクセイェフさんは、現地で決定を知った。
滞在先でアレクセイェフさんは、「保健・社会発展省の決定をとても嬉しく思う。(中略)私たちの成功を信じた人は多くはなかったが、私たちは、行動によって結果を出せることを証明した」と述べた。
「同性愛者に対する差別的な規定として最後まで残っていた規定が削除されることになった。今度は、性的指向に基づく差別を明示的に禁止するよう、また、差別的発言や攻撃的ホモフォビア(同性愛嫌悪)を犯罪と定めるよう、積極的な措置を当局に求めていきたい」とアレクセイェフさんは話している。(翻訳・編集 ゲイジャパンニューススタッフ) |