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アイスランド:レズビアン公言のシグルザルドッティル新首相誕生
2009/02/20 11:38
1日、アイスランドの新首相にレズビアンであることを公言した社会民主同盟のヨハンナ・シグルザルドッティル氏(66)が就任した。同日誕生した社民同盟と緑の党による連立政権は過半数の議席を確保しておらず4月にも総選挙が行われる見通しで、暫定政権との位置付けだが、同国でのシグルザルドッティル氏の人気は高い。各国のLGBTが歴史的な出来事として歓迎している。
シグルザルドッティル首相は1978年、国会議員に初当選。以来、8期連続で国会議員を務め、1987年から1994年と2007年から首相になるまで社会問題・社会保障相を務めた。
インターナショナル・レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・アンド・インターセックス・アソシエーション(ILGA)のユリス・ラヴリコフさんは、世界中の多くのLGBT同様に、レズビアンを公言する政治家の首相就任を「レズビアンにとってだけでなく、女性、そしてすべての人にとっての勝利」と話し、喜んでいる。
しかし、社民同盟のスクリ・ヘルゲソン幹事長はBBCに対し、「彼女の性的指向が大した問題だとは思わない。有権者は非常にリベラルで、気にもしていないだろう」と話している。ヘルゲソン氏は、アイスランド史上初めて閣僚の男女比が等しくなったことの方が歴史的だという。
ゲイやレズビアンであることを公にしている政治家は各国にいるが、それでもいまだに多くの国で、政治家のカミングアウトはニュースのヘッドラインを飾る。
1月最終週、フランスでは、同国の閣僚としては初めて、サルコジ政権のロジェ・カルーチ首相付閣外相がゲイであることを明らかにした。対議会関係担当の同大臣は、同性パートナーとの関係について幸せに思っており、隠す理由はないと話している。
イギリスで1979年から7年間国会議員を務めたジャーナリストでゲイのマシュー・パリス氏は、BBCに対して、性的指向を明らかにすることについて必要以上に心配している政治家が多いと話している。パリス氏は、ゲイやレズビアンの政治家について「静かに支持してくれるマジョリティ(多数派)ではなく、同性愛に反対する一部の人の声ばかりが耳に入ってしまう傾向があるようだ」とした上で、「カムアウトしてしまえば、世間の反応に心地よい驚きを覚えるはずだ」と語っている。イギリスのトニー・ブレア前首相は2005年、近い将来イギリスの首相に同性愛者が就く日が来るだろうと発言している。(関連記事)
シグルザルドッティル首相は1970年に男性と結婚。2人の息子を出産した。離婚後に作家で脚本家のジョニーナ・レオスドッティルさん(54)に出会い、2002年にシビル・パートナーシップを結んだ。同首相の人気は高く、最近の世論調査では、アイスランド国民の73%が社会問題・社会保障相時代の仕事を評価すると答えている。
日本では、国会議員に同性愛を公言している人はいない。2007年7月の参院選(比例選)にはレズビアンであることを公言した尾辻かな子・前大阪府議会議員が民主党の公認候補として出馬し、同性愛者であることを公にした日本初の国会議員誕生が国内外から期待されたが、落選した。(関連記事)(翻訳・編集 ゲイジャパンニューススタッフ) |