ニュース
デンマーク 同性カップルに子の養子縁組の権利容認
2009/04/11 10:31
デンマーク国会は先月17日、同性カップルに子の養子縁組の権利を認める法案を賛成62、反対53、棄権64で可決した。同月26日、Gay and Lesbian Timesが伝えた。
法案は野党社会民主党と社会主義人民党が支持。与党自由党は、7人の議員を除いて反対した。
デンマークは1989年、世界で初めて同性カップルに婚姻した異性カップルと同等の権利や義務を認める登録パートナーシップ制度を導入。以降、多くの欧米の国がこの法律をモデルにパートナーシップ法やシビル・ユニオン法を制定した。
現在では、オランダ、ベルギー、スペイン、ノルウェー、南アフリカ、カナダ、アメリカのマサチューセッツ州とコネチカット州で同性カップルに婚姻が認められており、スウェーデンでも来月1日に同性婚法が施行する。
アメリカのカリフォルニア州では2008年6月から11月まで同性婚が可能だったが、11月に行われた住民投票で「Prop.8」(修正提案8号)として知られる同性婚を禁止する州憲法修正案が可決され、現在同性婚はストップ。現在、同州最高裁がProp. 8の合憲性に関する審査を行っており、6月3日までに判決が下されることになっている。(関連記事) |