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異性愛者に比べゲイ男性はやせ気味、レズビアンは太り気味に
2010/06/29 01:38
ゲイ男性は異性愛男性に比べやせ気味、レズビアンは異性愛女性に比べて太り気味であることが分かった。ハーバード大学公衆衛生大学院のケリス・コンロン研究員らの調査結果が、American Journal of Public Health誌に掲載された。10日、GayNZ.comが伝えた。
コンロン研究員らは、アメリカ・マサチューセッツ州に住む18〜64歳の6万7000人を対象に調査を実施。調査によると、異性愛男性の21%が肥満だったのに対しゲイ男性では14%、異性愛女性では17%だったのに対しレズビアンでは26%だった。
調査では、ゲイ男性やレズビアンの喫煙率が異性愛者に比べて高いことや、レズビアンは異性愛女性に比べて循環器系の病気のリスクが高いことも分かった。
コンロン研究員はMSNBC.comに対し、「従来の同性愛者を対象とした研究は、肥満や心臓病などの慢性病よりも、性感染症やメンタルヘルスをテーマにしたものがほとんどだった」と述べた上で、「調査結果は、カー・ディーラーが特定の集団をとりこむためにその集団にあわせたメッセージを発するように、公衆衛生分野に関わる私たちも、ゲイ男性やレズビアンにより適したメッセージを見つけていく必要があるということを示唆しているかも知れない」と話している。
同性愛者と異性愛者間の差異の背景について、同研究員は、「レズビアン・コミュニティでは、女性が太り気味であることがより受け入れられているのかも知れない」と、文化的な違いの可能性を指摘した。(翻訳・編集 ゲイジャパンニュース) |