ニュース
スカイプ同性婚は無効 ワシントンD.C.上級裁判所
2010/12/11 23:37
ワシントンD.C.上級裁判所は先月、インターネット電話「スカイプ」を使用した同性カップルの結婚式を無効とした。ゲイ男性2人は、結婚会場のテキサス州から司祭のいるワシントンD.C.にスカイプのビデオ通話機能でつなぎ、結婚式を挙げていた。CNNが4日に報じた。
ゲイ男性2人の住むテキサス州は、同性結婚が合法ではない。そのため、ワシントンD.C.の司祭がビデオ通話で結婚式を執り行い、テキサス州で合法的に結婚を進めようとしていた。
マーク・リードさんとダンテ・ウォークアップさんは、「家族や友人には結婚式へ出席して欲しいと考えていましたが、私たちの結婚式のために、同性結婚が合法な別の州まで行くことを強制したくはありません」とテキサス州で結婚式を挙げた理由について話した。
しかし、結婚後にワシントンD.C.上級裁判所裁判官から届いた手紙には、「婚姻関係を結ぶには、司祭と結婚する2人が出席する結婚式をワシントンD.C.の中で行うことを要求します」と結婚の無効について記されていた。
約1年半前、リードさんが自動車事故で病院へ運ばれたことをきっかけに、2人は結婚の重要性について考え始めた。
ウォークアップさんは、「事故の知らせを聞いた後、私は長年連れ添ったパートナーとして、彼のいる救急治療室へ急行しました。そのとき、病院で最初に質問されたことは、彼と私の関係でした。私は彼に早く会うために嘘をついて、リードが私の夫であることを伝えました。」と当時を振り返った。
リードさんは、「この結婚式に障害があることは事前に知っていました。私たちは別の方法で結婚をします」と話した。(翻訳・編集:ゲイジャパンニューススタッフ)
|