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米国連邦最高裁、「同性婚禁止は違憲」 同性婚パートナーに永住権承認
2013/07/19 08:15
婚姻を男女間に限ると定めた結婚防衛法(Defense of Marriage Act)を違憲とした先月26日の連邦最高裁判決後、同性パートナーでは初となる永住権申請を米国市民権・移民業務局が承認した。
フロリダに住むジュリアン・マーシュさん(55、写真=右)とブルガリア国籍のトライアン・ポポフさん(41、写真=左)は、昨年ニューヨークで結婚。今年2月にポポフさんは永住権を申請した。これまでポポフさんは、学生ビザで米国に15年間滞在し、3つの修士号を取得。現在はノバサウスイースタン大学で博士課程に在籍している。
ポポフさんは「永住権の取得で、アメリカで仕事が探せる。博士課程を修了し、早く働きたい」と話した。
今回の連邦最高裁判決を受けてオバマ大統領は、結婚防衛法について「差別を内包し、同性カップルを劣位にある人々として扱っている」と批判。「すべて人は平等で、愛もまた平等であることを宣言したのが米国民だ」と訴え、関連法令の見直しを早急に行うよう司法長官に指示した。今後、同性婚のカップルも税控除や年金の支給などが受けられるようになる。(編集 ゲイジャパンニュース)
■米国国土安全保障省Q&Aより
(ホームページ)
Q1.私は、外国人と同性婚した米国民です。同性配偶者の米国への移住のために、家族ビザの保証人になることはできますか?
A1.はい。請願書を提出できます。
提出された書類をもとに、出入国管理法によって決定します。同性婚を理由に申請を拒否されることはありません。
Q2.私たちは、同性婚が合法の州で結婚しました。しかし、いまは同性婚が認められていない州に住んでいます。私は、同性配偶者の米国への移住のために、家族ビザの保証人になることはできますか?
A2.はい。請願書を提出できます。
米国市民権・移民業務局において、請願書を審査する際、結婚した場所の法律を確認します。
■東京新聞:http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013062702000102.html
■Sankei:http://www.sankeibiz.jp/express/news/130708/exd1307081037004-n1.htm
■NYTimes:http://www.nytimes.com/2013/07/01/us/gay-married-man-in-florida-is-approved-for-green-card.html?_r=1& |