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17歳レズビアンが暴行被害に ヘイトクライムか?
2013/04/30 07:00
11日夜(現地時間)カナダのアルバータ州カルガリーで、17歳のレズビアンが暴行被害に遭った。カルガリーのCTVニュースによると、地元警察はヘイトクライムの可能性があるとみて捜査を始めた。
被害に遭った女性によると、自宅近くでバスを降りようとしたところ、4人の少年が襲いかかり、ホモフォビック(同性愛嫌悪的)な言葉を叫びながら、殴る蹴るの暴行を加えたという。女性は、唇や頬、額が切れた他、開けられないほどに目が腫れ上がり、目の周りには青あざができる怪我を負った。
女性は、加害者のひとりが暴行の様子を携帯電話でビデオ録画していたことから、ビデオがインターネット上に掲載される等して加害者特定に結びつけばと話している。この女性がホモフォビックな被害に遭うのはこれが初めてではなく「物を投げつけられたり『バス乗客からレズビアンを探せ』というゲームの対象になったり、髪の毛にガムをつけられたりしたこともある。ただ、暴力的な出来事は今までなかった。」
CTVによると、カルガリー警察はこれまで被害者とやりとりを重ねており、同警察のヘイトクライムチームが、ヘイトクライムとは断定していないがその可能性も含め、捜査にあたっている。(翻訳・編集 山下梓) |